KARENDOは『花と緑を通じて人々にドキドキ・ワクワクや幸せ、楽しい生活を届ける』ということを経営理念とし、日々お客様を楽しませられるようなお店作りを考えています。2013年からの2年間では、新たな市場を開拓するため、これまで奈良県中心の店舗展開から、兵庫県、和歌山県等関西圏に新規で5店舗の出店を行いました。
最近では、浜松PCガーベラ様・なにわ花いちば様の協力による「ガーベラフェア」の実施、クラシック様・なにわ花いちば様協力により、世界中からバラを集めて「世界のバラフェア」実施等、様々な企画を行っています。また、おもちゃメーカーとコラボレーションで、おもちゃを使ったフラワーアレンジメント教室、子供アレンジメント教室等、お客様がドキドキ・ワクワクするようなイベントを実施しています。
■KARENDOの特徴
KARENDOの特徴はなんといっても個性豊かなギフト商品。人気の高い動物が入ったアニマルアレンジメント、サプライズとして喜ばれる、お花を一枚一枚染め上げた『レインボーフラワー』や、胡蝶蘭に化粧パウダーでお化粧を施した『化粧蘭』、厳選された最高級の赤薔薇『アマダの花束』など、様々なご用途、様々な年代の方にご利用いただける商品をご用意しています。
■HP開設について
この度KARENDOは新しくHPを開設致しました。色による癒し効果や、ユリの香りのダイエット効果、バラなどの香りによる美肌効果など、お花の持つ効果を実証するため、株式会社なにわ花いちば、その他大学や花卉研究機関と共同で研究開発を進めています。自宅用に飾るお花「フラワーカラーセラピー」「フラワーダイエット」「フラワービューティ」として販売しています。是非一度ご覧ください。
㈱花恋人「KARENDO」専務執行役員 野田 将克様 ㈱大阪鶴見フラワーセンター 代表取締役社長 福塚 秀彰
平成26年12月16日(火)大阪鶴見フラワーセンター 社長室にて
■野田様経歴
大学では工学部(化学)を専攻、(旧)カネボウ株式会社に就職し研究所にて食品部門の商品開発に携わる。2004年以降の同社の会社再建に伴い、再生プロジェクトメンバーに加わり、会社再生を経験する。
実家は、父と父の兄が株式会社花恋人(花店)を共同経営し5店舗を運営していたが、スーパーや量販店での花販売増加に対抗するため、花の販売価格を安くする戦略に打ってでたことで経営悪化に陥り、1店舗を閉鎖、更に1店舗の閉鎖を予定していた。
2009年、イオンモール大和郡山店への新規出店を条件に実家を継ぐことを決意し、花業界へ転進する。その後5年間で大型ショッピングモールや駅中への出店を図り、イオンモール橿原店など現在8店舗を経営する。
■対談内容
1.先代から引継いだものの、異業種からの転進でどのように感じましたか?
「仕入れが最も重要」と考えたため、まず1年間市場での仕入れに付き添った。その中で①仕入れ価格が大幅に変動する②正しい価格とはいったい何なのかがわからない③仕入れが場当たりすぎて計画が立てにくいと感じた。
2.取り組んだことは?
従来の「目先の利益・プロの目利き・どんぶり勘定中心の仕入れ」から「中長期的な利益確保・産地・グレード・価格を参考にした計画的な仕入れ」に変更した。安い時に大量に購入して作りだめをするという仕入れから、トヨタ生産方式のように「必要な時に必要な量を仕入れ、必要な分だけ作る方式」へシフトした。(勿論100%その通り実現することは不可能に近いが、可能な限りという意味)そのためにも、中長期(5年)の売上計画・仕入れ計画・収益計画を作成し、中長期的な視野で経営を行った。また、その際、過去の仕入れをデータ化したり、産地を巡り、市場を通して安定供給可能なルートを確立することによって、年間の単価をある程度固定化させることで、店頭販売価格を決め、お客様や働くスタッフにとって分かりやすい価格にすることができた。
また、スーパーや量販店との住み分けを図るために、付加価値をつけた「商品力」の高い商品の開発に取り組んだ。例えば、お客様に足を止めて見て貰える化粧蘭やレインボーフラワーなど、「お客様にとって喜ばれそうなもの、欲しいもの」を提供する。
将来の消費動向を見越して、若年層へのアプローチが重要と考え、若い世代の方にも、もっと気軽にお花を見てもらえるようオープンな店舗にし、対面販売を苦手とする方にも情報を得易いような商品POPの充実や、WEB販売も立ち上げた。
花の売れない時期にこそ、花のPRをしておく。最近では、卸会社や生産者などの協力により花のイベントを行ったり、アレンジメント教室を開催するなど、閑散期にしっかりPRしておくことが、結果的に需要期に更に伸びることにつながる。
3.8店舗もありますが、どのように運営されていますか?
会議は月に1度ほどだが、ラインで情報の共有、スピード化を図っている。
今、どのような花に人気があるか、どのような店頭ディスプレイにしているかなど、常に情報を送りあっている。常に最新の情報が届くことによって、本社での一括仕入れを行う。水切り、場合によってはアレンジまですることにより、効率の良い運営ができている。
4.卸売市場に期待することは?
5.花業界に足りないものは何だと思われますか?
「計画」だと思う。ある時期にこの商品を売りたいと思ったら、そのためにどうするかを考える。逆算の発想。
6.最後に今後の抱負などをお聞かせ下さい。
KARENDOのモットーは、「花と緑を通じて、人々にドキドキ・ワクワクや幸せを伝える」です。お客様が飽きないように常に工夫をするとともに、お花の新たな価値を見出していければとも考えています。また、お花で新しいライフスタイルが提案できるように今後とも努力をしていきたい。
■対談を終えて
過去の仕入れデータや現在の8店舗のデータを基に、計画的かつ効率の良い仕入れを行い、お客様に喜ばれるようなオリジナル商品の開発なども積極的に進めておられる野田様の目は、常に未来を見つめておられるようでした。
㈱大阪鶴見フラワーセンター 船橋、大前
所在地 | 〒634-0837 奈良県橿原市曲川町7丁目21の6号 |
TEL | 0744-23-0313 |
FAX | 0744-23-7563 |
URL | http://www.karendo.com |
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